学校トランプ
琴葉とあおいの顔は青ざめる。
「七道ね、病院に連れて行かれたんだけど…」
あおいは悲しそうな表情を浮かべる。
「死体が――消えたの」
琴葉の重い言葉に誰もが耳を疑った。
死体が…消えた?
「嘘でしょ?そんなこと、無理に…」
「嘘じゃないの!!みんなが知らないのはね、理由があるの…」
あおいはゆっくり言う。
「理事長の息子だったの、七道…だからね、公にしたくなかったらしくて…みんなに口止めしたの」
理事長の息子が…七道修平?
「『言ったら俺はお前等を殺しかねない』って…みんな七道の自殺したとこ見たから、頷くしかなくて――」
琴葉は震えてる。
「その発言で理事長が辞めるまでいったんだけど…」
「理事長の代わりの人が、次々に消えていったの」
「消えた?」
「うん…七道と同じように、いつの間にか…」
「だから、理事長に辞めてもらうわけにはいかなくなったの」
“言ったら俺はお前等を殺しかねない”
そこまで言う?
理事長の代わりが次々に…消えた。
修平と同じように、いつの間にか――
少しずつ…このゲームの目的が見えてきたのかもしれない。
夏帆は俯いた。
でも、どうして――?
あの4人と修平の関係は?
悩んでも悩んでも、謎は深まるばかりだった。
残り時間17時間――
夏帆は生き残れるのか…それとも――
「七道ね、病院に連れて行かれたんだけど…」
あおいは悲しそうな表情を浮かべる。
「死体が――消えたの」
琴葉の重い言葉に誰もが耳を疑った。
死体が…消えた?
「嘘でしょ?そんなこと、無理に…」
「嘘じゃないの!!みんなが知らないのはね、理由があるの…」
あおいはゆっくり言う。
「理事長の息子だったの、七道…だからね、公にしたくなかったらしくて…みんなに口止めしたの」
理事長の息子が…七道修平?
「『言ったら俺はお前等を殺しかねない』って…みんな七道の自殺したとこ見たから、頷くしかなくて――」
琴葉は震えてる。
「その発言で理事長が辞めるまでいったんだけど…」
「理事長の代わりの人が、次々に消えていったの」
「消えた?」
「うん…七道と同じように、いつの間にか…」
「だから、理事長に辞めてもらうわけにはいかなくなったの」
“言ったら俺はお前等を殺しかねない”
そこまで言う?
理事長の代わりが次々に…消えた。
修平と同じように、いつの間にか――
少しずつ…このゲームの目的が見えてきたのかもしれない。
夏帆は俯いた。
でも、どうして――?
あの4人と修平の関係は?
悩んでも悩んでも、謎は深まるばかりだった。
残り時間17時間――
夏帆は生き残れるのか…それとも――