あの頃は―
中は予想通り騒がしく、不良たちが溜まっていた.
私は蓮にひそりと喋りかける.
(ねぇ、蓮はいつもここに来てるの?)
蓮は、何も言わずうなずいた.

「蓮じゃん.今日は何よ~」

ピアスをつけ、十字架の刺青をしている、
きつめのお姉さんって感じだった.

「やだ、その女の子誰よ~?」

「俺の彼女.」

蓮があっさり言うとみんなは蓮と私の方を一斉に振り向いた.

「蓮に彼女?しかもそんな真面目そうな子が?」

「そうだけど?つか俺シャワー浴びてくるわ」

蓮がシャワーにいくと、みんなが私に質問をする.

「ねぇ、なんて名前なの?」

「安城...莉那です.」

「蓮によく告白できたね.あんな冷たいツラなのに.」

「あ...まあ幼馴染なんで....タメですよ.」

「そーなの?んじゃうちらにもタメで♪」

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