一線  死神は舞う
「拓弥!

そろそろ行くぞ」



相変わらず

ヴィラの声で現実に引き戻される。



「・・・おう!」



「拓弥!

頑張って来いよ!!」



ザロクの言葉に

何かを言うことはなかった。


ただ、笑顔で答えていた。





・・・ん?



頑張るって・・・何を?
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