一線  死神は舞う
勢いよく駆け出す、

アリア。


あのときは

苦手なんて思ってたけど、

今は違った。



素直な、

いいやつなんだと思う。




ふいにアリアが振り返った。



「・・・今の話、

全部秘密ですわよ?」



それだけ言うと、

勢いよくドアを開けては

ヴィラに飛び付いていた。
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