一線  死神は舞う
だんだんとクレナマウンテンは近づき、

俺たちの高度もあがっていく。





「見えてくるぞ」




ヴィラの声に、

内心わくわくしていた。




が、


山を越えた瞬間、

そのわくわくは

いとも簡単に崩れ落ちた。
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