一線  死神は舞う
「悪魔がいるかも

ということを忘れるな。


気を抜くなよ。


もう少し近づく」




ヴィラがだんだんと高度を下げる。



嫌々それに続く。



そのまま森を過ぎ、

門を過ぎ、

宮殿の入口へと降り立った。



あらためてみあげると、

それは大きく、

今にも襲い掛かってきそうなオーラを放っていた。
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