一線  死神は舞う
神殿の裏には、

崖が聳えていた。


これもまたツルに覆われ、

今にも襲い掛かってきそうだった。





神殿の真裏まできたところで、

ヴィラの足が止まった。



「・・・洞窟ですわね」



アリアが口を開く。



洞窟・・・?



ザロクが崖に近づく。


どうやら、

俺に見えないだけで

洞窟があるらしい。
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