一線  死神は舞う
ザロクの刀が、

崖を切り裂く。



そこにはたしかに入口があった。




「・・・で、

どうします?」




ザロクがヴィラに視線を動かす。




「たしかに怪しいが・・・

宮殿の中も調べる必要があるな」




「別れればよろしいのでは?」



「まぁ・・・

おまえ達三人の力は信用に値する。


が、責任問題という点を考え合わせ、

あたいが拓弥と組もう」
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