一線  死神は舞う
「あー・・・

遅くなって悪かったよ。


コイツを連れてくるのに、

な」



きょとんとした目付きで、

アリアが俺を見る。



「・・・そういえば、

どちら様ですの?


ヴィラ様の隣に立とうだなんて、

百年早いですわよ!!」



「なっ・・・」



言い返そうとした俺の前に手を翳し、

ヴィラが話し出す。
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