僕様王子に全てを奪われてⅡ
「ご協力に感謝します」
僕と小山内君で握手を交わした
「必ず、成功させましょう」
僕が口を開いた
「ええ、有栖川さんなら安心して任せられる」
「え?」
僕は首をかしげた
「いえ、俺の独り言です
有栖川さんなら、詳しい会話の設定や受け答えなどの指導はしなくても平気だから、心が軽い」
小山内君…それって、もしかして愛子さんのことでしょうか?
愛子さんってそこまで面倒見てもらってたんですか?
…というか、そこまでしてもらわないと、成功しなさそうだったんですか?
そこまでするくらいなら、小山内君一人で行動したほうが早く証拠が集まりそうですけど…
あ、でも
被害届を出してくれる女性がいないと…事件にならないから
小山内君はそこがネックだったんですもんね
愛子さんがいなければ、事件にすらならないことを小山内君は一人で追いかけていたんですね
僕と小山内君で握手を交わした
「必ず、成功させましょう」
僕が口を開いた
「ええ、有栖川さんなら安心して任せられる」
「え?」
僕は首をかしげた
「いえ、俺の独り言です
有栖川さんなら、詳しい会話の設定や受け答えなどの指導はしなくても平気だから、心が軽い」
小山内君…それって、もしかして愛子さんのことでしょうか?
愛子さんってそこまで面倒見てもらってたんですか?
…というか、そこまでしてもらわないと、成功しなさそうだったんですか?
そこまでするくらいなら、小山内君一人で行動したほうが早く証拠が集まりそうですけど…
あ、でも
被害届を出してくれる女性がいないと…事件にならないから
小山内君はそこがネックだったんですもんね
愛子さんがいなければ、事件にすらならないことを小山内君は一人で追いかけていたんですね