僕様王子に全てを奪われてⅡ
わたしが元を見ると、有栖川用にある茶を飲もうとしていた
「それを飲んだら……」
それには媚薬が入ってるんだ
何を考えて……
元は私が止める前に、すでに口に入れていたようで
わたしの声で口を離したが・・・ごくりと飲み込む音が聞こえた
「なんだ?」
「馬鹿かっ
それは……ああ、もうっ」
「なにを怒っている?
俺は喉が渇いていたんだ
ずっと外で待たされて、やっと聖子さんが中に入っていいと言われて通されたのがここだったんだ」
「だからって…それを飲むことはないだろう」
「近くにあった」
「だから馬鹿かって言ったんだ」
「なんで怒ってるのか
俺にはわからねえよ
はっきり言えよ」
言っていいのかよ
「媚薬が入ってる
そのうち我慢ができなくなるはずだ
私は一人で帰れる
元は先に帰れ…ていうか恋人のところにでも行って抱いてこい」
「それを飲んだら……」
それには媚薬が入ってるんだ
何を考えて……
元は私が止める前に、すでに口に入れていたようで
わたしの声で口を離したが・・・ごくりと飲み込む音が聞こえた
「なんだ?」
「馬鹿かっ
それは……ああ、もうっ」
「なにを怒っている?
俺は喉が渇いていたんだ
ずっと外で待たされて、やっと聖子さんが中に入っていいと言われて通されたのがここだったんだ」
「だからって…それを飲むことはないだろう」
「近くにあった」
「だから馬鹿かって言ったんだ」
「なんで怒ってるのか
俺にはわからねえよ
はっきり言えよ」
言っていいのかよ
「媚薬が入ってる
そのうち我慢ができなくなるはずだ
私は一人で帰れる
元は先に帰れ…ていうか恋人のところにでも行って抱いてこい」