僕様王子に全てを奪われてⅡ
「じゃあ、約束をしようか
そしたら、電話しやすいでしょ?」

「あ、それいいですね
私も気兼ねなく電話できます」

したくないけど

…てかしなくてもいいですか?って聞いちゃダメ?

いやいや、女の敵よ

私が成敗してあげるわっ

「夜八時に…どう?」

「はい!」

「じゃあ、連絡待ってるから」

高波さんが私の肩を叩くと、離れていった

よ…予定外のことでしたけど…

上手くいったかな?

連絡を取り合うような仲になりましたよ!

どうだっ

私だってこれくらいはできるのよ

…でも、さすが詐欺師

自分からは電話しねえってか?

電話代すらもケチるのね…

女性からお金を巻き上げて、何をしてるんだろう

ロクでもない使い道だったら、殴りたいかも

< 80 / 205 >

この作品をシェア

pagetop