君から僕が消えるまで
駅に着く途中のいつもの別れ道


「健チャンおはよ♪」



一瞬ドキリと心臓の打つ音が聞こえる。

健一は急いでこいでいた自転車を行きよいよく止める。




「す…鈴木?何でここに?」


「もぅっ!!鈴木じゃなくて未来って呼んでってっばぁ~」



彼女は不満そうに唇をとがらせる。



「あ…ごめん」




一瞬彼女が別人に見えた。




始めてみる


おろすと以外と長かった黒髪



彼女のイメージとは違う上から下まで真っ白なワンピース。



普段の彼女からは連想できない


思いのほかに清楚な服装だった。



「何?見とれちゃってるの~?」



彼女はボーっとしている俺の顔をのぞき込む。



「え?いや…そういう格好するの以外だな~っと思って」



「似合ってるでしょ?」



「うん。以外に」



「以外がよけいだってばぁ!素直になれ素直にぃ!」



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