君から僕が消えるまで
「って言うか…行っちゃったね…」
「え…?あ、うん…」
急に未来が静まる、何だか気まずくなって来てしまった。
「今来たばっかで…四時って…後三時間もあるぜ?」
「うん…」
何だか急に乗りが悪くなってしまった彼女に健一は焦る。
「具合悪い…?どっかで休む?」
すると未来はくるりと振り返った、その顔はいつもの未来の表情だった。
「ねぇ健ちゃん、私お昼作って来たの♪一緒食べない?」
「お…おぉ」
正直びっくりしたが安心した。
彼女が元気じゃないと何だか困る…