君から僕が消えるまで


そう言って彼女は綺麗に笑った。



窓から差し込む光が逆行して、風に舞うほこりが光でキラキラと宝石みたいに光る。



汚いし、ほこりだらけだったけど



そんな中でも彼女はキラキラと光っていた。




きっとどんな汚い場所でも彼女が居れば世界は輝いて見えるのかもしれない。




「おぉ…でも何でこんなとこ知ってたんだよ…?」


「ここの学校…昔お母さんが教師やってて…結構来たんだ~」


「へぇ、初耳かも…」


「うん。だって誰にも言った事ないもん…健チャンが初めてだよ」


何だか心が暖かかった気がしたのは、きっと気のせいだ…



「そっか…」




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