君から僕が消えるまで


「健チャン痛~い!!レディーに向かって酷いなぁ~」



結衣が健一の目の前に回って来た。



「そうだ!!酷いぞ!!大丈夫~結衣チャン…怪我とかない?」



「ないょ~」


「2人共、そんな事は良いから時間ないし…本題に入って」


「了~解っ☆」



―斎藤まで一緒になって…一体何だ!?



みんな部活で教室に人影はなくなっている。



すると、結衣がわざとらしく「ゴホン」とせきをする。



「え~っと…健チャンに聞くけど、未来と健チャンって付き合う事になったの?」



「…は?」



何を言い出すかと思ったら…



「だ~か~ら~2人は恋人になったの?」



「なって…ない…けど?」




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