トランプ王国物語



綺麗な白髪、黄色い目、
なんか猫のようで日本人ではないことがわかった。


それなりにコスプレみたいな格好は顔とよく似合っているし、可愛らしい印象を与える。


可愛らしく見えるのは背の高さの影響もあるけど。


私はふふっと笑いながら、うつむいている少年を見下ろした。


するとその100センチメートルぐらいの少年がこちらをギロッと見てきた。


「なんだよ。デカ物女。そんなに俺を見下ろしたいか」


口の悪い子だなぁ。


外見は可愛いのに。


それにデカ物女って!


「失礼な!私は高校生の標準より下の156センチです!それに見下ろしてない!君が低いだけ」


私は手を腰において威張ったような格好をした。


そしてわざと意地悪そうに見下ろす。


「あーはいはい。それはどうでもいいけど取りあえずスカートの下、見えてるよ?」


「へっ?」


私は急いでスカートを手で抑えて顔を赤らめた。


しかし言った本人はどうでもいいといった様子でその辺にあるキノコをしゃがんで見ている。


失礼な子だ!
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