隣の星の新くん




言われてみればそうだったのかも・・・



あたしには普通だったから分からなかったけど



「新が笑ってくれたときの感動はもう…宝物だわ」



芯は昔を思い出したのか嬉しそうに顔を輝かせている



アラタの笑顔はほんとに綺麗で



まっさら



あたしの大好きなものの一つ



その気持ち分かる



「アラタ、芯は大好きだもんね」



「俺も好き」



芯は誰とでも仲良くなれるタイプ



アラタは心を開いた人としか話そうともしないタイプ



だから、初めてアラタの恋の話を聞いたときはかなり驚いた



だって、ネコみたいに気まぐれなアラタがあたし達以外の特定の人といるところが想像できなかった



次々聞くことで慣れたけど



「ま〜お〜」



デジャブ



あたしは苦笑いしながら180度くるりと方向転換



「へへへ〜」



「まぁた違うこと考えてたんだろ」



頭をくしゃりと撫で、玄関を開ける



いつものように上がり込む












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