隣の星の新くん




でも今日は会っとかないと



昨日の真緒の様子がおかしかったこともあって、胸の中がざわついていた



家の前で過ごすこと15分



美波さんは質問責めだった



真緒の容姿や性格



ずっとここにいれば、必然的にもう会うのに



塀にもたれて座り込んでいると、殺気を感じて顔を上げた



そこには小さな鬼が両手を腰にあてて立っていた



「これが…、゙真緒゙ちゃん?」



想像を絶する出で立ちに呆気にとられる美波さん



「真緒じゃないのは確かです」



この謎の子鬼さんが誰なのかはさておき、今断言できるのはそれだけだった












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