love forever
優希穂は軽く下を見ながら言った。
悪いとか思ってるのか?
「「…………」」
どちらも何も喋らない沈黙の空気…
その空気を先に破ったのは俺だった。
「優希穂、産みたくないのか?」
思わず聞いてみた。
だってさっきからずっと下を向いてるから。
「まさか!産みたい!産みたいけど…」
「…けど?」
「優美もまだ甘えたい時期なのに甘えられなくなるなって思って…」
「じゃぁ、降ろすのか?」
「ううん。降ろしたくない。」
「だったら産めばいいよ。優希穂も優美をまぁ癖の付かないくらいに甘やかしてあげて、俺もしっかり世話をするし。」
「うん」
優希穂はほろりと涙をこぼす。
「泣くな。ほら、もうすぐ2児のままになるんだろ?」
「うん…」
優希穂はホットミルクを、俺はビールを飲みながら待ったりしていた。