love forever



何も音がしなくなったなーと思い、目を開けたら


とてもビール臭い…しかも周りに缶が5~6個落ちている。



奏達は酔いつぶれて机の上で突っ伏して眠っていた。


私は周りに落ちている缶を集め、綺麗にし、新さんと奏を起こした。


新さんは起きてよたよたしながら2階に上がっていった。


奏は眠い…と言ってまた突っ伏した。


私は無理やり起こして部屋の布団に寝かした。


電気を消して、隣の布団で寝ていると、もぞもぞと何かが来た。


目を開けるとまだあまり焦点の定まらないような虚ろな目をした奏が私の布団に入ってきた。


「奏?どうしたの??」


「ん~」


そう言って奏は私にがばっと抱きついた。


「奏?」


「朱里~好きぃ~」



私にスリスリ顔を押し付ける奏。


「どうしたの?」


「ん~朱里が好きなの。朱里、俺をぎゅってして」


私は奏に言われたとおりぎゅって抱きしめる。


「そ…奏?」



奏は私をみてにこっと笑った。


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