love forever


10時ちょっと過ぎた頃朱里が来た。


「お…おはよっ」


朱里の顔はいつもと違って笑っているが、どこか寂しげな顔をしていた。


「どうした?なんかいつもと違うけど?」


「ううん…何もないよ?ホラ、行こう!!」


朱里が何もないって言うからいいんだけど…


俺は朱里に腕を引っ張られながら電車に乗り込んだ。





「遊園地だぁーー!!」


朱里は遊園地に着くとそんな事をずっと言っていた。


そしてボソッと「遊園地…きたよ」と言っていた。


誰に向けていった言葉なのか分からない。でも聞く勇気もなくて聞かなかった。


いろいろ回った。定番のジェットコースターに乗ってメリーゴーランドにも乗った。そして2人でガキみたいって言って笑いあった。


楽しい。楽しすぎる。


お化け屋敷はいると朱里は泣き出すし。俺も怖いんだ!


まぁ、ここでかっこいい男を演出というか…


朱里が何か買いたい!と言い出すからよくある〇〇ーちゃんとかの耳見たいな感じの奴を買った。
まぁココはデ。ズニー〇ン〇とかじゃないから〇〇ーちゃんの耳はないけど
どうしても朱里は俺の頭にこれが付けたかったらしい。


そして終盤。ココの遊園地の観覧車から見える夜景は本当に綺麗らしく


観覧車は30分待ち。普通に喋ってればいつのまにか自分たちの番なんだけど…。


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