love forever
いつもと変わらず朱里の部屋は白と黒でまとめられていてちょっと大人っぽいシンプルな部屋だけど、ベッドの周りにおいてあるぬいぐるみがとても女の子の部屋って感じがしている。
「朱里…?どうか、した??」
「うん。。あの…ね…その…」
朱里は黙り込んでしまった。
俺は朱里の次の言葉を待つ。
「デキ…てたの…」
「は?」
「赤ちゃん…できてたの…」
赤ちゃんってあのbaby?!あのちっこい奴?!
うそッ
「それ…本当…か?」
「本当だよ」
「おばさんたちに…言った?」
「うん。」
「なんて?」
「奏と話し合って決めなさいって。簡単な事ではない事はちゃんと分かっててねって。」
「朱里はどうしたい?」
「私は産みたいって思ってる。学校やめてもいいって。そう思ってる。」
「そっか。」
俺は産んで欲しいとは思う。思うよ?だけど、高1の俺が朱里と赤ちゃんを養う事なんかできないし、
それに本当に簡単な事ではない。
面倒だからやめるとかいえない。いう気はないけどさ。
高1の俺には無理な話だと思う。