love forever


朱里はぽろぽろと涙を流す。

俺はずっと朱里を抱きしめていた。



コンコン


「朱里~入るわよ」


「うん」


朱里はさっきまで俺の腕の中にいたくせにおばさんが来た途端はなれた。


「朱里、奏くんに話をしたの?」


「うん。私達この子を産みたい。大変かもしれないけど、私のお腹に宿ってくれた大切な命だから。」


「そう。奏くんもそれでいいのかしら?」


「はい」


「お母さん達は応援してるから。頑張りなさい。」


「ありがとうございます。」


おばさんはお茶を置いて部屋を出て行った。


「朱里?」


「ん?」


「最高の、プレゼントを…ありがとう…」


「うん♪私からじゃないよ。神様からだよ。って奏めっちゃ泣いてる。」


「いや、本当に最高のプレゼントだからさ。」


「うん」


「がんばって育てような。」


「うん」



―end―
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