隣の男子は秘密のイケメン君

★瑠華★


「真理、ここなら大丈夫だよ。真理はイチ君の事好き?」



アタシは真理を違う部屋に連れ出した。



イチ君が居なければ、本当の事を話してくれるかもって思ったから。



「よくわかんないんだ。でもね、海でヤキモチ妬いたのは事実。あんなに踊り狂ったのは初めてだったもん」

「あれは凄かったね。ちょっと笑えたし」

「あれはもう忘れて。マジで恥ずかしいから」



あの時の真理は絶対忘れられないよ(笑)



「それ程イチ君の事好きって事なんじゃないかな。イチ君のどこが不安?」

「女癖悪いし、女友達いっぱいいそうだし。アタシはいつでも自分だけを見ててくれる人じゃなきゃ嫌。これってワガママなのかな…?アタシって性格悪い?」



真理は充分女の子だよ。



やっぱり女の子はいつでも自分だけを見ててもらいたいもん。



全然ワガママなんかじゃないよ。




.
< 111 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop