隣の男子は秘密のイケメン君
10.そばにいさせて

★瑠華★


「へぇ〜、そんな事あったんだぁ。校内1のイケメンと付き合うのも大変ね〜。寄りによってあの東城エリサとはね…」



エリサさんとの事を今、真理に話しているところ。



琉生とエリサさんが最後に会ってから半月程経っていた。



「すっごい嫌みったらしい感じだったんだけど、でもすっごい綺麗な人だったよ〜。さすが、テレビに出てる人って感じ?」

「アンタも充分綺麗だから安心しな。アタシが保証してやるから」

「そう言ってくれるの、真理だけだよ。やっぱ真理好き」

「瀬野君は言わなそうなタイプだもんね。でもまぁ、愛されてるのは確かだから、心配はいらないよ」

「そうだといいけど〜…」



琉生って基本、何考えてるのかわかんない。



普段は無愛想でぶっきらぼうな感じなのに、急に優しくなったり。



まぁ、そこのギャップがまた良かったりするんだねどね。



とにかく、今は琉生の全部を好きでいたいの。



それぐらい琉生が好きなの。




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