隣の男子は秘密のイケメン君

しばらくして、会場のライトが消えエリサさんが現れた。



クリスマスイブだけあって、今日の歌はバラードとアコースティック調にアレンジした楽曲ばかり。



こうして見ると、同じ女として才能を持ったエリサさんが羨ましくなる。



アタシには何にも持っていない素敵な才能に。



形は違うけど、琉生も同じ世界にいるんだよね。



その世界の事、アタシは何にも知らない。



仕事してる姿は何度か見た事はあるけど、実際仕事の中身なんか全然知らない事ばかり。



今、頭の中でいけない想いがグルグル回ってる。



こんな事を想う為に来た訳じゃないに…。




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