隣の男子は秘密のイケメン君

ライブ会場を出た後、琉生が予約してくれてあったレストランでクリスマス限定ディナーを食べた。



アタシの様子にきっと気付いていない琉生に少し安心した。



今のアタシの心の中はモヤモヤしたままだけど、琉生を好きな気持ちは変わらないから。



レストランを出て、そのまま琉生のマンションへと帰った。



『車があったらな〜』なんて呟く琉生を見て、アタシの心はなんだか温かくなった。



やっぱりアタシはこの人を失っちゃいけない。



また新たに芽生えたアタシの恋心。



矛盾しまくりだけど、これでいいの。



これでいいはず…。



これでいいんだよね…?




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