隣の男子は秘密のイケメン君

初めは全く興味なんかなかったのにな。



まぁ、みんなが言うように確かに瑠華は放っておけないタイプだ。



「てか、瑠華ちゃんここに来たんだよな?」

「あぁ。バレちまったしな」

「呼ぼうよ。琉生が仲良くなったんなら、俺も仲良くならなきゃな」

「意味わかんねーから」



それからもしつこいイチに負けた俺は、仕方なしに瑠華をマンションに呼んだ。



一時間程してからマンションに来た瑠華。



「わりぃな。こいつが呼べ呼べ煩くてさ」

「あっ、うん。沢田くんだよね?」

「あっ!瑠華ちゃ〜ん。まぁ、座って座って」

「おじゃましま〜す」

「イチ、余計な事喋るんじゃねーぞ」

「わかってるって」



心配なんだよ、お前は。




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