隣の男子は秘密のイケメン君

ムキになってる自分もおかしいよ。



相手が琉生だからなのかな。



「アタシ、もうちゃんと忘れたよ?琉生といたらいつの間にか忘れちゃってた」

「じゃあ昨日言ってたのは何だったの?」

「酔ってたからわかんないけど、頭にきてただけじゃないかな…。」

「じゃあその気持ちが本当かどうか、俺と試してみねぇ?」

「どうやって?」

「俺のになれよ」



琉生はバカだよ…。



そんなのとっくに…。



「アタシは琉生専用だよ?だからもう…」



一緒に起き上がってた琉生に体を引き寄せられ、唇を塞がれた。



いきなりでビックリしたけど、これでアタシの気持ちもはっきりしたよ。



今まで曖昧だった気持ち。



アタシ、今ドキドキしてるもん。



だから琉生のキス、ちゃんと受け入れるよ。




.
< 36 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop