隣の男子は秘密のイケメン君

授業も終わり、着替えを済ませてイチと別れた。



隣には瑠華だし最高。



「お疲れ。やっぱお前どんくせぇな」

「見ないでよ…。運動苦手なんだから」

「別にいいんじゃね?女はそれぐらいのが可愛いし」

「あっそ…」



完璧すぎても引くし。



ちょっとぐらいどんくさい方が可愛い。



「今日どうする?」

「仕事は?」

「ちょっと打ち合わせしに来るけどすぐ帰るんじゃね?」

「じゃあ行く」

「ん」



学校でも家でも一緒。



日に日に独占欲が強くなってくのがわかる。



瑠華も同じ想いならって願ってしまう自分の気持ちが不思議でたまらない。



初めての感情。




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