隣の男子は秘密のイケメン君

放課後、呼ばれた図書室へ行くとやっぱり集団の女の子達。



「ちゃんと来たじゃん」

「当たり前じゃない。約束は約束。で、何?」



年下相手にしてるアタシもバカだけどさ、このまま逃げる訳にもいかないでしょ。



「アンタって根性あるんだ。じゃあ一発」



そう言って、お腹に拳が入った。



お腹はやめようよ…。

マジで痛いから…。



「キャハハハハ!!アンタ弱すぎ」



一人うずくまり、みんなに笑い物にされてるアタシ。



そろそろ我慢の限界ってのもある。



「やってくれんじゃん。じゃあ、お返し」



アタシは立ち上がり、殴って来た子のお腹を蹴り返してやった。



案の定、ぶっ飛んでいった女の子。



この快感久しぶりだわ。



しかし相手は集団。



アタシ一人で勝てるはずもなかった。




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