隣の男子は秘密のイケメン君

メシも食い終わり、食器を洗ってる瑠華にそっと近付いて腰に手を回してみた。



「ちょっと…やめてよ」



更に腕の力を強めてみた。



「痛っ…ちょっと琉生、洗えないじゃん」



ちょっと力入れただけだぞ?



普通なら痛いはずがない。



「そんなのいいから早くこっち来いよ」

「でも…」



洗い物を止めさせ、無理矢理リビングのソファに座らせた。



昼間に買ってやったネックレスを付けるフリをして先ずは首元を見る。



髪を掻きあげ、甘い雰囲気に持っていったかのように見せて瑠華の着ていた上着をゆっくりと脱がせようとした時、



「ダメ!!」



かなりの勢いで拒否られた。



そろそろ全部話してもらおうか。



隠さないでちゃんと話してくれ…。



「瑠華、何があった?」




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