隣の男子は秘密のイケメン君

琉生と一緒にいるお陰で、危ない目に遭う事もなくなった。



だってこの琉生がベッタリひっついてくるから…。



「琉生、性格変わった?」

「瀬野君って何かイメージと違う…」



何て事を、イチ君と真理に言われてる。



これにはアタシも意外だよ…。



琉生が人前でベタベタするなんて…。



「また瑠華があんな目に遭う訳にはいかねぇからな」

「「それもそうだ!」」



イチ君と真理は口を合わせてそんな事言ってるけど、ここまでしなくてもねぇ…。



気持ちは嬉しいんだけどさ。



アタシだったら家でこういう事したい…。



キスだって数えるぐらいしかしてないし…。



もうちょっと二人でマッタリする時間が欲しい。



なんて思ってる事、口が裂けても言えないけどさ。




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