隣の男子は秘密のイケメン君

まずはある人の都合を聞いて俺は作戦実行をする。



それが今日。



「瑠華?今日帰り寄るとこあるから先マンション行っててくんね?」

「わかった。これがあるからね〜」



嬉しそうに顔の前で鍵をブラブラさせる瑠華。



付き合った頃に比べれば、かなり素直になったもんだ。



「わりぃな。そんなに遅くはなんねぇから」

「はいは〜い」



何も疑ってなさそうだし、作戦はうまくいきそうだ。



騙してごめんな、瑠華。




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