【長編】JEWEL BOX
「ごめん!
まじごめん!泣くなんて思ってなかったから!
まじでごめん!」

手を合わせて必死に謝る晴流クン。

「だ、だい……じょうぶ…多分……」

「まじごめんね?」


「うん
…きゃっ」


わたしは、晴流クンの腕の中。


いきなりでびっくり。


「マジ、ごめん…」


「だ…大丈夫だょ?」


「うん…でも、マジ」

「…ぅん……」



って。

ここ、路地裏じゃん!!


ヤバいじゃん!


外じゃん!!
外!


って、こんな夜遅く、だれもいないか。
(ちなみに今は、深夜3時)


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