【長編】JEWEL BOX
はあああっ

苺ミルクを飲み干したわたし。


「今日一緒に出かける?」

へ?

わたしの耳元で囁いた晴流クン。

「……」

デート?
みたいな!?
きゃあああああ!

「あ、うん…」


「じゃあ、
学校終わったら駅前ね?」

「うんっ」


「なにこそこそしてるのよ~」

と、沙緒里が割り込んでくる。


「あ、なんでも……」

「じゃあ、また連絡するね!」

と言って、食堂を出た。



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