【長編】JEWEL BOX
何時間たっただろう。

かなり話し続けたわたしたち。


そして、飲みまくった。
もちろん、わたしも。


そして。

「陽菜チャンて、ヤったことある?」

「ええぇ!?」

りりりり涼介クン!!!?

「涼介それストレート!
それに陽菜チャンも、びくりすぎ!」

晴流クンが、お腹を抱えながら笑う。

「だだだだだってえ~…」


「陽菜ったら~」


と沙緒里も笑う。


「でっ?ヤったことはっ?」

「……な、なィよっ」


「カワイイ~!」

う。
涼介クン…
悪気あるの?ないの?


「…なら、俺とヤってみる?」


「へっ!!?」


晴流クン!?

ちょっとお!?


「お!晴流クン!
その子連れ出しちゃって!?」


「おっけい!」

ええぇ!?

晴流クンはわたしの手を引っ張り、外に出た。

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