CRIMSON*SNOW
バサバサしたグレーの髪、そして深い藍色の瞳をした青年が、こちらに向かって何かを必死に叫んでいる。
まるで、何かに怯えるように。
―――これは………?
すると青年は急に顔を強張らせ、苦しそうに表情を歪ませた。
「この人…あたし、この人を………知ってる……?」
少女は必死に自分の中の記憶をたどる。
しかしその時、またもや急に視界が白い光に包まれ、何も見えなくなった―――
メニュー