俺サマ執事のお気に入り
もう少しで着く…?
それって、どこのことだろう?
そういえば、陽輝くんにお姫様抱っこされたまま歩いてるんだよね…。
重いだろうし、そろそろ自分で歩こ……
そう思った矢先に陽輝くんの動きが止まった。
「ほら、着いた」
陽輝くんの声と共に止まった先を見つめると、それは見たことのあるところだった。
色は白い。
形はお城を小さくした感じの洋風系の建物。
さっきまで、みんなと行こうとしていたところ……
「Clown アンベリー??」
私は頭上に?が浮かんだ。
だって、どうせ錬君たちと行く予定だったのにわざわざ、離れて来たんだもん。
なんか、変だよ…。