俺サマ執事のお気に入り
見ると陽輝くんは、私服姿に着替えたらしくさっきとはまた別で、カッコ良く見えた。
私服姿もイケてる…。
「お前、人が何回呼んだと思ってんだよ」
「え~と、一回?」
私が答えるとさっきまで冷静沈着だった陽輝くんの顔がだんだんと歪み始めた。
ん?
どうしたんだろう?
「どっか、具合でも悪いの??」
「んなはずないだろう!?ったく…お前といると調子狂う…ー」
そう言って頭を掻く仕草をして、近くにあったベンチに座った。