俺サマ執事のお気に入り
目の前の光景に驚きを隠せずに、声を出してしまった。
男同士で抱きついてる…。
ど、どうして?
「おいこら、離れろ!錬、何してんだよ!!」
陽輝くんが櫻木さんをムリヤリ引きはがそうとしてる。
櫻木さんはというと…
「なんだよ~!いつもしてることじゃなぃ~」
なんだか、櫻木さん陽輝くんに甘えてるみたい…。
「お前何、誤解受けるようなこと言ってんだよ!」
「ゴカイぃ~?」
とそこで櫻木さんが私に目を向けた。
「あぁ、君は…亜美ちゃんだ!亜美ちゃんでしょー?」
「は、はい!」
もしかして櫻木さん、私いたの今気づいたりして…?