不倫の結末 【完】
帰りは高速に乗らず普通の道をのんびりと帰りました

「また行けたらいいな?」

「うん!また行こうね?」

結局これが最初で最後の旅行でした
二人で居ても写真なんて撮らない
どちらも言い出さない
それはお互いの暗黙のルール

風景は撮るけど顔は入れない
私の心の中にしっかりと今日の思い出を焼き付けました

アパートの帰ると疲れてばたんキュー
夕飯も食べず寝てしまいました
彼の腕の中で...

何時間眠っただろう?
物音で目が覚めると・・・
彼は起きててコーヒー飲んでました

「どうしたの?」

「なんか目が覚めた
 おいで・・・」

そういうと彼は私の手首をつかみ
優しく抱きしめてくれました
それが合図かのように
疲れているはずなのに…
愛しあいました

これからどうなるんだろう・・・
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