The 昭和 Girl 〜ナウいひと夏の経験
『こんにちわ、ユウです★


メッセくれて超嬉しかったです。受験生といっても息抜きも必要~なんてお気楽なあたしです。


またメッセくれたら嬉しいかも♪


あたしの画像も送っとくね!ちょっとボケてます。期待しないでみてね~


ユウより☆』




何て送ろうかさんざん悩んでたクセに


何も考えずに指が機械になったかのようにカチカチ文字を打っていた。




「別に大したことじゃないし」



母のあの言葉を聞くまでは超浮かれてたくせに



今は開き直りってか



あくまでも自分の行動を肯定する言い訳しか浮かんでこない。



別に誰だってやってるよ。


あたしが特別悪いことしてるわけじゃない・・・



お母さんが余計なこと言うから・・・



めちゃ気分最悪になっちゃったじゃん。



エアコンの音に混じって蝉の鳴き声が頭に響く。





「ああーっ、もうウザい!!」




あたしはクッションをベッドに向かって思い切り投げつけていた。


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