The 昭和 Girl 〜ナウいひと夏の経験
部屋に戻ってドアを閉めた瞬間に気付いた。



「あ、ついでに歯磨きしてくればよかった」



私は再び階段を降りて洗面所に向かった。



両親はまだ食卓にいるようだ。


もっとも父の晩酌が終わるまで母も動けないしね。



声をかけずにスルーするつもりだったのに



気になる会話が耳に飛び込んできた。
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