The 昭和 Girl 〜ナウいひと夏の経験
濡れた髪の毛をタオルで拭きながら部屋に戻ったあたしは携帯の充電が完了してるのを確認すると、電源を入れた。



とりあえずメルの問い合わせをしてみたけど、やっぱ受信件数は0件。



留守録にも何も入ってなかった。




「ま、いっけどね」



言葉とは裏腹な感情が顔に出てるのが自分でもわかる。


今は鏡を見たくない気分だった。



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