The 昭和 Girl 〜ナウいひと夏の経験
身支度をして階下へ降りると慌ただしく母が朝食の仕度をしていた。



「おはよう」



いつもと同じく母の後ろ姿に声をかけると



「昨夜久々に朋ちゃんと話し込んで寝坊しちゃったわ」



そんな無限大に話し込んでたんだ。


何を喋りまくってたんだか。



手際の悪い母に見かねてあたしはフライパンから離れられない母の代わりにトーストを焼く準備をした。
< 97 / 178 >

この作品をシェア

pagetop