+*,`。*+信じてぃるもの+*。`,*+

 ずっとこない時期が続いて、私のテンションはおかしくなってきていた。
いっつも明るく振舞って
笑わせようと努力している私の笑い方がおかしくなり、
笑わなくなり、笑わせなくなり・・・。


 『akina:今日もだいきこないね・・・・。』

 『azusa:あきなの彼氏じゃないでしょうwあきなが寂しがってどうするの。』

 『akina:あずさが寂しかったら私も寂しいよ・・・。』

 


 今思ったらすごく吐き気のする台詞。

 ま、いいか。


 

 1ヵ月後、あきなが吉報を持ち込んだ。

 『akina:この前だいきと会ったよ!!引越ししたんだってぇ!!』

 私は正直パソコンを投げ飛ばしてやりたかった。

 何、私に言う前にあきなにいうわけ?

 
『akina:それと、携帯買ったんだって!!!!』




 私とだいきの間で、携帯持ってないねーとか欲しいねーとかいう話をしていたのに、私に言う前にあきなにいったんだ。

 私は唇を噛み締めながら、だいきが帰ってきたことに少しほっとした。




 久しぶりに会っただいきの打ち込んだ文字は、私たちに衝撃を与えた。



 『daiki:これから受験勉強始まるから、もうこれない。』



 硬直している私をよそに、あきながいさぎよく聞く。

 『akina:なら、あずさとだいきの関係はどうなるの!?』

 私は答えを聞きたくなかった。

 『azusa:あきな、そんなことしたらだいきが受験勉強に集中できなくなるよ。』

 私はその日をさかいに、よく笑うようになった。

 何事もなかったかのように・・・・・。
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