+*,`。*+信じてぃるもの+*。`,*+

 『akina:あーぁー。だいきこないねぇー。』

 『azusa:そうだねー』

 のびのびとした空気が流れる中、私はだいきのことが気が気でなかった。

 入学したら、好きな人とかできるだろうなぁーとか、
 受験勉強はかどってるかなぁーとか。

 それでも私は自然消滅なんて言葉は聞かなかったことにして笑っていた。

 そんな私のことを察した新入りの人が私の笑いのつぼをとらえ、
 私の心をぐいぐいと引っ張った。

 私はその人に心を許し、まさかの告白をしてしまった。

 やってしまった・・・・みたいな感じで、私はその人のことをどんどんスキになっていってしまった。


 

 大分時間が経ち、だいきが戻ってきた。

 でも私は気が引けて、今までのようにやんわりとした雰囲気で話しかけることができなくなってしまった。

 自分の彼氏と自分の好きな人との対面。

 だいきは一言、好きな人にいった。

 『daiki:あずさは俺のだ。』

 それを聞いて、私はがくに呼び出された。

 『gaku:ごめん、俺だいきにかないそうにない。あずさの彼氏はだいきだ。』

 私はゆうとにも呼び出された。

 『yuto:だいきを泣かせるようなことをしたら俺はあずさを許さないからなー。』

 

 私は迷うに迷ったあげく、チャットをやめる、という結論にたどり着いたのだが、
仲のいい子にもんのすごく止められて思いとどまった。


 『azusa:だいき、私の彼氏はだいきだよ。』

 私は思い切った言葉をだいきに投げかけた。

 

 それから、私たちはもう有名(?)ないちゃつきカップルになった。








 がくとも、ゆうととも、仲のいい友達としてこれからも付き合っていくことになった。

 そう、なにもかも、元に戻ったんだ。
< 13 / 16 >

この作品をシェア

pagetop