+*,`。*+信じてぃるもの+*。`,*+
放課後、彼は上機嫌で私の元へ駆け寄ってきた。
不思議と胸が熱くなる。
なんていうんだろう。
「ちょ、梓聞いて!!!」
ほんのり赤みがかっている彼の顔を見て私は全てを悟った。
「コクったんだぁ!?!?」
すると彼はすっとんきょうな声を上げた。
「それが、違うんだッ!!!!!!!!!」
私は深い穴に突き落とされたような気分になった。
「楓香がさ・・・・・楓香が俺に・・・・・」
半分泣き出しそうな彼を見ていられなくなった私は、
時計なんかいていないのに腕を見てそさくさと帰った。
通学路を小走りしながら私は泣いた。
化粧が崩れる?今はココロがずたずたなんだよ。
「知ってたヶどさ・・・・そんな気ゎしてたヶどさ・・・・」
頬を伝う涙が、悔しさと悲しみを物語っている。
「フータンは知ってたょね!?!?ゎたしが琢磨のコトスキって。。。。」
次第に私の足は止まっていった。
神社の前だ。
いつか、ここでせみを取って遊んだっけ。
・・・・・。
「フータンゎぃったょ?wゎたしのコト応援するってさ。
なのになんなの!?!?もぅぃぃょ・・・・もぅ信じなぃ。」